2012年(平成24年)の国連総会で制定。国際デーの一つ。
英語表記は「International Day of Zero Tolerance for Female Genital Mutilation」。日本語では「女性器切除の根絶のための国際デー」とも表記される。
アフリカを中心に行われている女性器切除(Female Genital Mutilation、略称:FGM)の風習について広く世界の人々に認識させ、その撲滅を促進するための日。2003年(平成15年)にナイジェリアの大統領夫人であるステラ・オバサンジョの提案で始められ、国連人権委員会で国際的な啓発デーとすることが採択された。
女性器切除は、女性器の一部を切除あるい切開する行為のことで、成人儀礼の一つである。大量出血、激痛、様々な感染症などを引き起こす場合があり、国際社会において、特に1970年代頃から著しい女性虐待であるとして非難の声が強く上がっていた。