全日本寝装具協会が1997年(平成9年)に制定。
日付は「ふ(2)と(10)ん」と読む語呂合わせから。ふとんをPRすることが目的。
関連する記念日として、10月10日も「ふとんの日」となっている。その由来は「10」と「10」で「10」が2つになり「ふ(2)と(10)ん」と読む語呂合わせから。
布団(ふとん)は、日本で広く用いられる寝具の一つ。畳やベッドの上に敷いて、睡眠時に用いる。ベッドと違い収納することができる。主に、人が上に横たわるための敷き布団(しきぶとん)と、人の上に被せる掛け布団(かけぶとん)に分けられる。
人が快適に寝ることを目的に用いる。就寝中に体温が下がり過ぎないように保温し、また、体重が体の一点に集中して痛みを生じたりすることがないようにする効果がある。
袋状に縫製した布の中に詰め物(中綿)として、綿、ポリエステルなどの化学繊維、羽毛、羊毛などが用いられる。現代のような長方形の綿入り布団の形が定まったのは明治時代以降である。
畳が生まれた奈良時代から室町時代までは、身分の高い者でも、畳の上に横たわり、昼間に着ていた着物を掛けて寝ていた。戦国時代に木綿栽培が広がり、綿が作られるようになると、防寒用の衣服として着物に綿を入れた形のものが現れ、就寝用の掛けものに転じた。
江戸時代中期以降には綿入りの敷き布団も使われ始めるが、いずれもまだ富裕層のものだった。庶民は藁(わら)や蒲(がま)で作られた莚(むしろ)の上に寝て着物を掛けたり、また、藁をそのまま使ったり、和紙で包んで紙衾(かみふすま)に仕立てたりして寝ていた。