京都府京都市南区に本社を置き、女性用下着などを販売する衣料品のトップメーカーである株式会社ワコールが制定。
1913年(大正2年)のこの日、アメリカのメアリー・フェルブス・ジェイコブがハンカチをリボンで結んだブラジャーの原型となる製品を発明し、翌1914年(大正3年)に特許を取得したことにちなむ。1914年のこの日に特許を申請したという情報もある。
記念日は「ブラジャーの日」の名称で一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。ワコールのWebサイトでは記念日の名称を「ブラの日」とする表記も見られる。
ブラジャーが発明されるまでは、胸から腰にかけての体型を整えるためコルセットで体を締め付けていた。日本では、大正末期から昭和初めにかけて洋装下着は徐々に取り入れられていった。ブラジャーは「乳房ホルダー」「乳房バンド」の名称で、婦人雑誌の広告にも登場しているが、衛生用品として薬局で売られることも多かった。
ブラジャーは、補正下着として使用され、バストの形状を整えると共に、形が崩れることを防ぐ目的があり、若年層には乳首の保護も目的の一つとされる。身体にフィットしたブラジャーを装着することで姿勢がよくなり、身が引き締まって心身の健康によいという効果もある。
ワコールではこの日を「ブラをもっと、楽しもう!」とブラジャーの新作セレクションを発表している。各ブランドからバリエーション豊かなラインアップが登場する。また、同社では「ブラジャー検定」「ブラリサイクルキャンペーン」などの取り組みも行っている。