東京都港区南青山に事務局を置き、食事メニューとしての「いなり寿司」の地位向上などを目的に活動をする一般社団法人・全日本いなり寿司協会が制定。
初午(はつうま)とは2月最初の午の日のことで、稲荷神社では五穀豊穣を願う祭りが行われる。初午は運気が高まる日とされ、稲荷神社のお使いである狐(キツネ)の好物の油揚げを使った「いなり寿司」を食べると福を招くという。このいなり寿司のことを「初午いなり」と呼ぶことを知ってもらうのが目的。
日付は初午となる日に近い国民の祝日の「建国記念の日」と同じ日に。記念日は2017年(平成29年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。日本記念日協会では初午の日にいなり寿司を三つ食べることを提唱している。それは「いなり」がそれぞれの文字から「い=命が延びる・な=名を成す・り=利益を上げる」の願いが叶う縁起物であることから。
初午は稲荷神が降りてきたことをお祝いする日で、お稲荷さんの誕生日でもある。「いなり=稲が成る」と古来から五穀豊穣を祈願し、いなり寿司が稲荷神社のお使いである狐にお供えされてきた。初午は旧暦で行うこともあり、その場合は新暦の3月となることもある。
リンク:全日本いなり寿司協会、Wikipedia