鹿児島県鹿児島市に本社を置き、「伝統にんにく卵黄」などの健康補助食品の通信販売で知られる株式会社健康家族が制定。
日付は「に(2)んに(2)く(9)」と読む語呂合わせから。記念日は平仮名の「にんにくの日」の名称で一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
「にんにく卵黄」は、江戸時代の古くから南九州の各家庭で親しまれてきた伝統食品で、健康家族の商品は農薬を使わない有機栽培のにんにくと、そのにんにくを食べてのびのびと育った鶏の有精卵黄で作られている。安全性の高い植物性カプセルを採用し、においを気にせずに朝から飲むことができる。
ニンニクは、ヒガンバナ科ネギ属の多年草で、球根(鱗茎)を香辛料として用いる。ニンニクの語源は、困難を耐え忍ぶという意味の仏教用語「忍辱(にんにく)」とされる。
仏教の僧侶の間ではネギ属のネギ、ラッキョウ、タマネギ、ニラとともに「五葷(ごくん:臭いの強い野菜)」または「五辛」の1つとして食が禁じられた。ニンニクの漢字表記である「蒜」「大蒜」(生薬名はたいさん)は漢語に由来する。中国が世界のニンニク生産量の8割を占めている。
日本では、国産ニンニクの8割を青森県産が占め、市町村別では青森県十和田市が最も多く生産している。また、青森県田子町(たっこまち)は早くからブランド化に取り組み、「ニンニクの町」として知られる。「無臭ニンニク」として販売されているジャンボニンニクは、ネギ属ではあるがニンニクとは別の種で、リーキ(西洋ネギ)の一種である。