白樺派の詩人・千家元麿(せんげ もとまろ)の1948年(昭和23年)の忌日。
1888年(明治21年)6月8日に現在の東京都千代田区麹町に生まれる。父は出雲大社大宮司・千家尊福(たかとみ)。慶應義塾幼稚舎から慶應義塾普通部を経て、東京府立第四中学校(現:東京都立戸山高等学校)に学ぶ。
短歌を窪田空穂に、俳句を佐藤紅緑に学ぶ。また武者小路実篤に師事し、1913年(大正2年)に同人誌『テラコッタ』を刊行し詩作をおこなう。1918年(大正7年)に第一詩集『自分は見た』を上梓。同人誌『麦』を創刊。人間と自然への賛美を素朴にうたった人道主義的な詩人として知られる。
食糧の買い出しに行った際に風邪をひき、気管支肺炎を発症した後に死去。59歳。その他の著書に『虹』『青い枝』『夏草』『蒼海詩集』などがある。