小説家・評論家の塩月赳(しおつき たけし)の1948年(昭和23年)の忌日。
評論集『薔薇の世紀』から「薔薇忌」と呼ばれる。
1909年(明治42年)1月12日に宮崎県に生まれる。東京帝大美学科を卒業。
太宰治と親しく『海豹』に加わり、『浪漫古典』に作品を発表、『散文』を主宰する。その後、政界往来に勤務、東洋経済から北京に行き、戦後帰国。39歳で死去。
著作には小説『或る幸福』、評論集『薔薇の世紀』がある。また、太宰の短編小説『佳日』のモデルであり、この作品は映画化もされた。塩月の死の3ヵ月後に太宰が入水自殺した。
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