1958年(昭和33年)のこの日、読売巨人軍・長嶋茂雄(ながしま しげお)が開幕戦に3番サードで先発出場し、プロ野球デビューした。
この日は新人にエールを送る日とされている。
長嶋のデビューは、国鉄のエース・金田正一(かねだ まさいち)投手を相手に4打席4連続三振であった。そのすべてが渾身のフルスイングによる三振であったことが伝説的に語り継がれている。
その後、長嶋は4番サードの「燃える男」として、王貞治(おう さだはる)とともに「ON時代」を築き、巨人の9年連続日本一の立役者となった。プロ野球ファンを熱狂させ続けたことから「ミスタージャイアンツ」「ミスタープロ野球」とも呼ばれ、1974年(昭和49年)に「巨人軍は永久に不滅です」の言葉とともに現役を引退した。
その後、巨人の監督に就任し、監督としては通算15年でリーグ優勝5回、日本一2回という実績を残した。2013年(平成25年)に国民栄誉賞を受賞。「ミスター」として今なお多くのファンに愛されている。