長野県安曇野市に本社を置き、「マシュマロ」を中心とした菓子類の製造・販売を手がける株式会社エイワが制定。
日付は4月6日を「0406」と見立てて「ま(0)し(4)ま(0)ろ(6)」(マシュマロ)と読む語呂合わせと、この日は「し(4)ろ(6)」(白)と読む語呂合わせから「白の日」でもあり、同社の主力製品「ホワイトマシュマロ」と親和性があることから。
マシュマロをおやつのようにそのまま食べるだけでなく、アレンジして朝食やデザートに取り入れるなど、食生活に美味しく楽しく活用してもらうことが目的。また、新年度が始まる時期にマシュマロを新しく食生活に根付かせたいとの思いが込められている。記念日は2020年(令和2年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
同社は1957年(昭和32年)に永和食品株式会社として設立された。同社の「ホワイトマシュマロ」は、国内製造の水あめなど選び抜かれた原料を使用し、風味豊かに仕上げた商品である。
口に入れた時に広がるソフトなテイストは、正統派の美味しさ。そのまま食べる以外にもキャンプやバーベキューで焼いて食べたり、料理に使用したりと様々な利用方法がある。
「マシュマロ」は「マシマロ」や「マショマロ」とも呼ばれる。水あめ・砂糖を主原料とした菓子で、柔らかく仕上げたソフトキャンディーの一種である。
「マシュマロ」は英語では「marshmallow」であるが、その名称は原料となったアオイ科のウスベニタチアオイの英語名「marsh mallow」にちなむ。「marsh」は「沼地・湿地」、「mallow」は「アオイ科の植物」という意味であり、「沼地に群生するアオイ科の植物」となる。
元はこの植物の根を古代エジプトの王族がすりつぶしてのど薬として使っていた。その後、フランスにおいて、この植物の根から採れる粘りのある汁(エキス)に、卵白や砂糖を加えて味付けをし、軽い泡が立つまで撹拌混合して薬用食品が作られた。これが現代の菓子のマシュマロに繋がっている。
現代の製法ではこの植物は使われず、水あめ・砂糖・ゼラチン・卵白またはコーンスターチ(トウモロコシから製造されるデンプン)などを原料として作られる。
関連する記念日として、同社は8月10日を「スモアの日」に制定している。「スモア(s'more)」とは、焼いたマシュマロをチョコレートと一緒にクラッカーなどで挟んで食べるバーベキューのデザートメニューである。