学術大会や講演会の開催、学会雑誌の発行などの活動を行う公益社団法人・日本補綴歯科学会(Japan Prosthodontic Society)が制定。
日付は4を「ほ=フォー(four)」、12を「て=テン(ten)、つ=ツー(two)」で「補綴(ほてつ)」と読む語呂合わせから。
「補綴(ほてつ)」とは、歯や顎(あご)が一部欠けたり失われた場合に、冠、クラウン、入れ歯(義歯)やインプラントなどの人工物で補うことを意味する。また、補綴装置を用いる補綴歯科治療は、食べる力を向上させ、人々の健康長寿に貢献する。
「補綴」という用語を含めて、その大切さを多くに人に知ってもらうことが目的。記念日は2020年(令和2年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
古くは紀元前2000年~1000年のイタリア半島中部の先住民族エトルリア人の墓地から発掘された入れ歯がある。日本でも奈良時代から入れ歯があったといわれており、補綴歯科は昔から行われてきた治療法と言える。
また、現代では補綴歯科により「うまく噛めない」「しゃべれない」「見た目が悪い」といった問題を解決し、健康を維持して生き生きと毎日を送り、生活の質(Quality of Life:QOL)を維持・向上させることができる。