1901年(明治34年)のこの日、日本初の女子大学である「日本女子大学校」(現:日本女子大学)が開学した。
「日本女子大学校」は、女子高等教育の第一人者である成瀬仁蔵(1858~1919年)によって、「女子を人として、婦人として、国民として教育する」という教育方針を掲げ、創立された。1948年(昭和23年)、学制改革によって新制大学として「日本女子大学」が発足し、家政学部・文学部が設置された。
「日本女子大学」は、東京都文京区目白台に本部を置く私立大学である。大学の略称は「本女(ぽんじょ)」「日女(にちじょ)」、古い卒業生および職員は「目白のじょしだい」と呼ぶことが多い。目白キャンパスには1906年(明治39年)に建設された成瀬記念講堂があり、高村光太郎作の「成瀬仁蔵胸像」が中央に置かれている。
関連する記念日として、8月21日は「女子大生の日」となっている。これは1913年(大正2年)8月21日、東北帝国大学(現:東北大学)が女子受験生3人の合格を発表し、日本初の「女子大生」が誕生したことに由来する。