東京都板橋区高島平に事務局を置き、特殊FRP型枠を使用して精度の高い鉄筋コンクリート住宅を建築するRC-Zシステムを手がける「RC-Z家の会共同組合」が制定。
日付は「コ(5)ンクリート(10)」と読む語呂合わせから。地震や火災に強く、長期間使えるコンクリート住宅の性能やデザインの良さをアピールすることが目的。記念日は2010年(平成22年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
同組合の会員企業では、この日に現場や会社にのぼり旗を立ててPRを行う。また、同組合はRC住宅の普及と進化を目指し、資材や工法の開発、改善を進めている。
「RC」は英語の「Reinforced-Concrete」の略で、日本語では「(鉄筋で)補強されたコンクリート」という意味である。鉄筋コンクリートを用いた建築の構造または工法のことを「鉄筋コンクリート構造」といい、「RC構造」または「RC造」と略される。
鉄筋コンクリートは、フランスの庭師ジョゼフ・モニエ(1823~1906年)が考案したとされ、パリの再開発に貢献した。また、20世紀に世界で実用化され、日本では関東大震災の経験から広く使用されるようになった。
RC-Zシステムは、FRP(Fiber-Reinforced Plastics:繊維強化プラスチック)製型枠が基幹となっており、材料の無駄、人員の無駄、工程の無駄を省き、建築費を削減する考えを主眼においたシステムである。施工現場からベニヤ材や木材の使用を大幅に減らし、さらに産業廃棄物などのゴミ排出量の減量に成功した、地球環境にやさしい工法である。
リンク:RC-Z家の会共同組合、Wikipedia