国際看護師協会(International Council of Nurses:ICN)が1965年(昭和40年)に制定。英語表記は「International Nurses Day:IND」。
人間愛をうたい、近代看護の基礎を築いたイギリスの看護師フローレンス・ナイチンゲール(Florence Nightingale、1820~1910年)の功績を称えたもので、この日はナイチンゲールの誕生日である。看護師の社会への貢献を称えることが目的。
同協会により、毎年テーマが決められている。2017年(平成29年)のテーマは、「看護師:主導する声:持続可能な開発目標の達成」(Nurses: A Voice to Lead: Achieving the Sustainable Development Goals)であった。
2002年(平成14年)3月に「看護婦」の呼称が「看護師」に変更されたのにあわせて、記念日も「国際看護師の日」に改称された。アメリカとカナダでは、この日を中心とした5月9日から15日を「国民看護週間」(National Nursing Week)として毎年祝われる。
この日5月12日はナイチンゲールの誕生日にちなみ、「ナイチンゲール・デー」、1990年(平成2年)に厚生省(現:厚生労働省)が制定した「看護の日」にもなっている。