岡山県岡山市北区に本社を置き、2024年(令和6年)4月1日付で株式会社林原から社名を変更したナガセヴィータ株式会社が制定。
「Nagase Viita(ナガセヴィータ)」の「Viita」は事業のテーマである「生命、暮らし」を表すラテン語のvitaにiを加えた造語で、並んだiiは共生と共創を表している。
日付は「Viita」がローマ数字のV(5)ii(11)が並んでいるように見えること、週間カレンダーで国民の祝日「みどりの日」(5月4日)の真下で支えており、自然と共生する未来を共創するとの想いに通じることから。
社員や地域の方々をはじめ、社内外のステークホルダーに「Nagase Viita」に込めた想いを知ってもらい、親しみを持ってもらうことが目的。記念日は2024年に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
上の「Viita」のキービジュアルは「さまざまな生命が幸せに暮らす、みどり豊かな地球を支える存在でありたい」という願いを込めたイラストである。記念日は社内公募で決定し、新社名と「生命に寄り添い、人と地球の幸せを支える」という同社のパーパス(存在意義)を踏まえたものとなっている。
ナガセヴィータ株式会社は1883年(明治16年)に林原克太郎が麦芽水飴製造業を営む林原商店として創業し、1932年(昭和7年)7月10日に設立した会社。資本金は5億円、売上高は344億円(2024年3月期)、従業員数は797名となっている。
事業として、食品原料や医薬品原料、化粧品原料、健康食品原料、機能性色素、酵素、リン脂質の開発・製造・販売を手がける。同社の主要株主は大阪府大阪市西区に本社を置く長瀬産業株式会社(100%)である。
1883年に水飴製造からスタートしたナガセヴィータは、自然の恵みである微生物・酵素の力を自然由来の原料とかけ合わせることで、豊かな暮らしやサステナブルな社会の実現に貢献する素材を開発・提供している。
同社の素材は、食品やパーソナルケア、医薬品など幅広い分野で利用されており、お客様とともに課題解決に取り組み、新たな価値の共創に力を注いでいる。同社はこれからもサステナビリティ経営を推進し、NAGASEグループのグローバルネットワークを活用しながら、人と地球の幸せを支えるための価値提供に努めていく。
関連する記念日として、同社は「ト(10)レ(0)ハ(8)ロース」と読む語呂合わせから10月8日を「トレハロースの日」に制定している。同社はトレハロースを世界で初めてデンプンから安価で大量生産する技術を開発した。