1947年(昭和22年)のこの日、甲子園球場にラッキーゾーンが設置された。これが日本におけるラッキーゾーンの第1号であった。
外野フィールドが広すぎてホームランが出にくいとの理由で、ラッキーゾーンが設置された。戦後、ホームランが注目されるようになり、ホームランを出やすくすることでプロ野球の人気を高めることが目的であった。その後、1991年(平成3年)12月5日に甲子園球場のラッキーゾーンは撤去された。
明治神宮野球場や阪急西宮球場など、ほかの球場でもラッキーゾーンが設置されたが、選手の体格向上、バットやボールの品質改良によってホームランの本数が増加したため、ほとんどの球場で撤去された。
過去のアメリカの野球場では、広大な外野フィールドを持つ球場が多く、ラッキーゾーンに相当するフェンスの位置変更は頻繁に行われていた。ちなみに、ラッキーゾーンという語は和製英語であり、英語に相当する単語はない。