世界保健機関(World Health Organization:WHO)が1989年(平成元年)に制定。国際デーの一つ。英語表記は「World No Tobacco Day」。
たばこは肺がんを始め、動脈硬化や心臓病などの発症率を高める。また、受動喫煙により周囲の人の健康にも害を及ぼす。「世界禁煙デー」は、たばこを吸わないことが一般的な社会習慣となることを目指している。
この日、禁煙マークをプリントしたTシャツを着てマラソン大会などを開き、世界的に禁煙を呼びかける。2019年(令和元年)の「世界禁煙デー」のテーマは「tobacco and lung health」(タバコと肺の健康)であった。
日本では、1992年(平成4年)から5月31日~6月6日の一週間を「禁煙週間」として、厚生省(現:厚生労働省)、日本医師会、日本公衆衛生協会が主唱して禁煙運動など様々な取り組みを行っている。
2016年(平成28年)からの「禁煙週間」のテーマは「2020年、受動喫煙のない社会を目指して ~たばこの煙から子ども達をまもろう~」であり、東京2020オリンピック・パラリンピックに向けて、禁煙と受動喫煙防止の普及啓発が行われる。
関連する記念日として、2月18日は「嫌煙運動の日」となっている。