愛媛県松山市に本社を置き、「古材流通の文化」を創造することを目指して、古材の再活用に向けた事業を展開する株式会社ヴィンテージアイモク(現:株式会社アステティックスジャパン)が制定。
日付は「こ(5)ざ(3)い(1)」(古材)と読む語呂合わせから。古材の魅力を伝え、その有効利用や再利用について理解と関心を深める日。記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
画像元:井上和則地所
戦前の日本では、国産の良質な木材が建築に使われていた。また、新しい木材は高価であったため古材が利用されることも多かった。しかし、戦後の建設ブームで安い強制乾燥材や外国産の安価な木材が多く使われるようになった。
これらのことから、古材とは、1950年(昭和25年)以前、または築50年以上の古民家から取り出された国産木材のこととされている。
古材は、長い時間をかけて乾燥された天然乾燥材で、十分に乾燥しているため新材よりも強度に優れている。また、経年変化による傷や割れ、独特の色合い、温もりのある風合いなど、新材にはない魅力がある。
新築やリフォームにおいて古材を利用することは、古民家を解体する時の廃棄物を減らすことができ、持続可能な資源循環型の社会に貢献していると言える。
「こ(5)みん(3)家=おうち(0)」の語呂合わせから5月30日は「古民家の日」となっている。
リンク:アステティックスジャパン