大阪府大阪市西区に本社を置き、全国でホテルチェーンを展開する株式会社スーパーホテルが制定。
日付は「ロ(6)ハ(8)ス」と読む語呂合わせから。同社では人の健康と地球環境を意識した行動様式を意味する「LOHAS(ロハス)」な取り組みを行っており、その考え方や取り組みを広く知ってもらうことが目的。記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
同社が展開する新型ホテルチェーン「スーパーホテル」は、「安全・清潔・ぐっすり眠れる」というコンセプトをモットーに、お客様に密着しながら、感動的なサービスを提供することに注力している。
また、スーパーホテルは「LOHASホテル」であることをアピールしている。フロントロビーの壁面や建物の外壁などを目に優しい緑で覆う、タブレット端末を利用したペーパーレスなチェックインシステムに変更する、アロマオイルを使ってヒノキの香りを届ける、客室の天井に天然素材の珪藻土を利用するなど、ホテルの至る所でロハスを実践している。
「LOHAS(ロハス)」とは、英語の「Lifestyles of Health and Sustainability」の頭文字をとった略語で、直訳すると「健康的で持続可能な生活様式」となる。健康と地球環境に対して高い意識を持つライフスタイルを指す用語である。
元々は、1990年(平成2年)後半に、アメリカの社会学者らが全米10万人以上を対象にした社会調査の結果、「Traditionals(伝統派)」「Moderns(近代派)」に続く第3の市民層として存在を唱えたものである。
この市民層は、健康や環境だけでなく、政治、経済、文化、地域社会、平和など世界的な課題への意識も高いとされ、また、自己実現や自己表現など自分にも高い関心を持つとされる。日米欧では国民の2、3割を占めると見られ、マーケティングの観点から注目されるようになった。
日本では、2004年(平成16年)頃からライフスタイルを表現する言葉として注目された。一時、商標権をめぐりトラブルになったが、現在は一般名称化している。ただし、定義が曖昧なバズワードの一つとされ、エコロジカルなイメージで使用される場合などもある。