愛知県新城市で鶏卵の生産・販売を手がける有限会社「鈴木養鶏場」が制定。
日付は「卵」という漢字が数字の「6」と「9」に似て見えることと、盛夏の前に卵を食べて健康増進を図ってもらいたいとの願いから。
同社の鶏卵をPRすることが目的。また、様々な料理に使えて栄養豊富な健康優良食品の卵をもっと食べてもらいたいとの思いが込められている。
関連する記念日として、5月22日は「たまご料理の日」、11月5日は「いいたまごの日」となっている。
カラザとは、たまごを割った時に見える白い紐(ひも)状のもので、卵白の一種である。カラザには、卵黄を卵白の中心に固定させる働きがある。これにより、卵黄を外部の衝撃から守ることができる。また、卵白には抗菌作用があるため、卵黄を卵白の中に置くことで微生物による汚染から守ることができる。
その見た目から取り除いて調理する人も多いが、カラザには卵白にはない「シアル酸」という成分を含んでいる。シアル酸は、ガン細胞の転移を防ぐ抗ガン物質としての働きなどがあり、体に良いとされている。
「カラザ」は、日本語で「殻座」または「殻鎖」と書かれることもあるが、ギリシア語の霰(あられ)・雹(ひょう)を意味する「χάλαζα」(chalaza)に由来する名前であり、漢字での表記は当て字である。