家庭(うち)の中から地球温暖化対策に取り組む「うちエコ!」について、食を通して考えようと、東京都豊島区要町の「うちエコ!ごはん事務局」が制定。
日付は「環境月間」である6月の最終日であり、藩政時代に加賀藩(現:石川県)から将軍家に氷を献上するために氷室(ひむろ)を開いた日(氷室開き)に由来する。氷が溶けないように地球温暖化をストップさせようとの願いが込められている。
家庭の中のCO2の大きな部分を占める食から地球環境を考える「うちエコ!ごはん」の普及が目的。記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
エコにつながるレシピを発表しあったり、食事を作るとき(後片付けをするとき)のエコなやり方を教え合ったりする。また、料理教室や食育活動、参加型イベントなどを行っている。
氷室とは、天然の雪や氷を夏まで貯蔵しておくための専用施設のこと。日本において、製氷する技術が無かった時代には、冬にできた雪や氷を溶けないように保管する必要があった。
1月の最終日曜日に氷室小屋に雪が詰められる伝統行事の「氷室の仕込み」(雪詰め)が行われ、6月30日に雪を取り出す「氷室開き」が行われた。石川県金沢市とその周辺では、7月1日に氷を模したとされる氷室饅頭を食べて一年の健康を願う習慣が残っている。