国際小惑星デー(6月30日 記念日)

2016年(平成28年)12月の国連総会で制定。国際デーの一つ。英語表記は「International Asteroid Day」。

International Asteroid Day

1908年(明治41年)6月30日、ロシア・シベリアのツングースカ上空で隕石が爆発した。この爆発により強烈な空振が発生し、半径約30~50kmにわたって森林が炎上し、約2150平方キロメートルの範囲の樹木がなぎ倒された。近くに村落がなかったため、死者は報告されていないが、1000km離れた家の窓ガラスも割れた。爆発によって生じたキノコ雲は数百km離れた場所からも目撃され、イルクーツクでは衝撃による地震が観測された。

このツングースカ大爆発は、記録された歴史の中で小惑星による地球最大の影響であった。この国際デーは、ツングースカ大爆発の日付に由来し、小惑星衝突の危険性について一般の人々の意識を高めることを目的としている。また、小惑星衝突から私たちの地球・家族・地域社会、そして未来の世代を守るために何が出来るかを学ぶために行動する日である。

地球の上空には小惑星など多数の天体が通過している。古くは、約6550万年前にメキシコ・ユカタン半島に直径10kmの小惑星が秒速10~20kmという猛スピードで衝突した。これにより直径約150km・深さ30kmの巨大クレーターが形成され、放出されたちりが数ヵ月から数年間太陽光を遮り、地球の気候を大きく変え、大型の恐竜を絶滅させたと考えられている。

リンクUnited NationsWikipedia

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カテゴリー「6月の記念日」「今日は何の日

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