アメリカ・カリフォルニア州議会が2021年(令和3年)に制定。記念日の英語表記は「Sugihara Visas Day」である。
日付は外交官だった杉原千畝(すぎはら ちうね、1900~1986年)により第二次世界大戦中にナチスから迫害されたユダヤ人にビザが発給され始めた日に由来する。
第二次世界大戦が勃発した1939年(昭和14年)からリトアニアのカウナス領事館に赴任していた杉原は、ナチス・ドイツの迫害によりポーランドなど欧州各地から逃れてきた難民たちの窮状に同情。
1940年(昭和15年)7月29日から8月29日にかけて、大量のビザ(通過査証)を発給し、同じく外交官だった根井三郎(ねい さぶろう、1902~1992年)と共に日本経由で数千人の避難民を救った。その避難民の多くがユダヤ系であった。
ユダヤ人を救った「命のビザ」がアメリカの記念日となった。カリフォルニア州には日系人とユダヤ系住民が多く暮らしていて、決議を主導した議員は「両者の関係がさらに良くなってほしい」「今こそ杉原氏の人類愛を見直すべきだ」と話した。