群馬県前橋市に前橋本店、東京都中央区に銀座本店を構える株式会社幸煎餅(さいわいせんべい)が制定。
日付は七福神の「しち(7)ふ(2)く(9)」と読む語呂合わせから。
せんべい造り100年を超える同社の人気商品「七福神せんべい」「七福神あられ」「銀座七福神」を多くの人に味わってもらうことが目的。これらの商品は七福神にちなんで、それぞれ7種類の味を楽しむことができる。
記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
「七福神せんべい」は、海の恵えび・海の幸あおさの2つの風味がある。商品パッケージには七福神の絵が描かれている。
「七福神あられ」は、七福神が描かれた7種類の小袋が特徴で、紙製の「化粧箱入り」や、七福神のイラストが入った「化粧缶入り」、「紅白七福神」、お祝いやお礼に喜ばれる「開運七福神」、可愛い巾着に入った「福袋」など色々な商品バリエーションがある。
「銀座七福神」は、豪華な金をあしらった可愛い七福神のイラストの包装が特徴的。一袋で7つの味わいを美味しく詰め合わせた。心を込めて焼き上げた醤油や砂糖、胡麻、抹茶など7つの味わいのせんべいが楽しめる。
七福神(しちふくじん)とは、恵比寿(えびす)、大黒天(だいこくてん)、毘沙門天(びしゃもんてん)、弁財天(弁才天、べんざいてん)、福禄寿(ふくろくじゅ)、寿老人(じゅろうじん)、布袋(ほてい)の七柱の神様で、福をもたらすとして日本で信仰されている。
日本由来の神様は恵比寿のみで、大黒天、毘沙門天、弁財天はインド由来の神様、福禄寿、寿老人、布袋は中国由来の神様である。また、弁財天のみ女神である。
インドのヒンドゥー教の神である大黒を台所の神として祀ることは平安時代の仏教僧・最澄が比叡山で始めたことで、それが徐々に民間に広まったとされる。初期の頃は恵比寿・大黒・毘沙門天の三神として信仰された。
室町時代、仏教の布袋、道教の福禄寿・寿老人なども中国から入ってきてそれぞれに知られるようになり、それらをまとめて七柱の神仏のセットができたのは室町時代の末頃で、近畿地方から始まった。
人々は別々に信仰されていた7つの福の神を集めて、「七福神」とした。その後もいくつかのバリエーションが生み出されながら、江戸時代にはほぼ現在の顔ぶれに定まった。
七福神は「宝船」に乗った姿で描かれることが多い。一般におめでたい存在、縁起物とされ、正月に枕の下に「七福神の乗った宝船の絵」を入れておくと、良い初夢が見られると言われる。