東京都中央区日本橋人形町に事務局を置き、花火に関する公共の安全を主たる目的に活動している公益社団法人・日本煙火協会が制定。
日付は8月7日で「ハ(8)ナ(7)ビ(日)」と読む語呂合わせから。世界に誇る日本の芸術文化のひとつ「花火」。その中でも手軽に楽しめる線香花火やススキ花火、ねずみ花火などの「おもちゃ花火」をもっと多くの人に遊んでもらうとともに、マナーの向上を図ることが目的。記念日は2017年(平成29年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
夏の風物詩であり、みんなが大好きな美しい「花火」。そのルーツは紀元前3世紀の古代中国、火薬の基本となる硝石(硝酸カリウムの通称)が発見されてからと言われている。
そして、現在のような観賞用の花火が登場したのは、記録に残っているものによると、1589年7月伊達正宗が観賞したという記録と、1613年8月イギリス国王ジェームス1世の使者としてジョン・セーリスが徳川家康に花火を見せたという記録がある。
おもちゃ花火については、いつ頃作り出され売られたかはっきりしないが、1659年、大和の国(現:奈良県)から江戸に出てきた弥兵衛(初代鍵屋)がワラの管の中に火薬を入れた初歩的なおもちゃ花火を考え売り出し、江戸庶民に爆発的な人気を得たと言われている。
以後、庶民の遊びとして発達、様々な研究と実験を繰り返し、今ではたくさんの花火が、私たちを楽しませてくれている。おもちゃ花火としては、火花を出す花火、回転する花火、爆発音を出す花火、打ち上げ花火、飛翔する花火、煙を出す花火、走行する花火などがある。
リンク:日本煙火協会