1994年(平成6年)12月の国連総会で制定。国際デーの一つ。英語表記は「International Day of the World's Indigenous Peoples」。
1982年(昭和57年)のこの日、スイスのジュネーヴにおいて、先住民の人権の促進と保護のために小委員会における「国連先住民作業部会」の第1回会合が開催された。
世界には推定3億7000万人の先住民がおり、90ヵ国に住んでいる。世界中に多くの先住民がいる一方で、彼らは最も不利な立場にある。先住民は人権・環境・開発・教育・健康・経済・社会開発などの分野において問題に直面している。国際社会は、先住民の権利を保護し、独自の文化と生活様式を維持するために特別な措置が必要であると認識している。
1993年(平成5年)は「世界の先住民の国際年」(International Year of the World's Indigenous Peoples)であった。また、国連総会は問題を解決するための国際協力を強化することを目的に、1995年(平成7年)から2004年(平成16年)、2005年(平成17年)から2014年(平成26年)を「世界の先住民の国際的な10年」(International Decades of the World's Indigenous Peoples)としていた。
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