フィンランドの作家トーベ・ヤンソン(Tove Jansson、1914~2001年)作の「ムーミン」を記念する日。
日付は「ム(6)ーミ(3)ン」と読む語呂合わせから6月3日が「ムーミンの日」とされてきたが、ムーミン誕生60周年となる2005年(平成17年)、「全世界で通用する記念日を」ということで、トーベ・ヤンソンの誕生日である8月9日に改められた。この日には様々な催しが開催される。
一般社団法人・日本記念日協会のWebサイトによると、「ムーミンの日」は、東京都品川区上大崎に本社を置き、日本国内における「ムーミン」のライセンス管理などを行う株式会社ライツ・アンド・ブランズが制定、と記載されている。記念日を通して「ムーミン」の魅力をさらに多くの人へ伝えるとともに、親しみを持って応援してもらうのが目的。記念日は2022年(令和4年)に同協会により認定・登録された。
ムーミンの原型となるキャラクターは小説執筆以前にもたびたび描かれていた。小説として初めて登場するのは1945年(昭和20年)にスウェーデン語で著された『小さなトロールと大きな洪水』で、その後ムーミン・シリーズとして知られる計9作品に登場するようになる。
ムーミン谷で暮らす主人公のムーミントロールをはじめ、ムーミンパパやムーミンママ、スナフキン、リトルミイ、スニフなどの仲間がいる。「ムーミン」は英語では「Moomin」、スウェーデン語では「Mumin」、フィンランド語では「Muumi」となる。埼玉県飯能市にある「あけぼの子どもの森公園」は、ムーミン谷をモチーフにしており、「ムーミン屋敷」やムーミンに関する資料館「森の家」などがある。