政府総務庁(現:内閣府)交通安全対策本部が1989年(平成元年)に制定。
日付は「バ(8)イ(1)ク(9)」と読む語呂合わせから。
バイク(二輪車)の安全を考え、バイクによる交通事故の増加を防止するための日。特に、若者に対するバイクの安全運転教育を積極的に展開する日とされている。この日を中心として、全国の自治体や地元警察により、バイクの安全運転講習会などのイベントが開催される。
二輪車業界では、二輪車の楽しさ・利便性・有用性などバイクの素晴らしさを、より多くの人々に理解してもらうため、毎年7~9月の3ヵ月間を「バイク月間」として、2000年(平成12年)7月から実施している。全国各地でバイク車両の展示やトークショーなどのイベント、俳句コンテスト、フォトコンテストなど数多くの活動が展開される。
なお、この日8月19日は「は(8)い(1)く(9)」(俳句)と読む語呂合わせから「俳句の日」でもある。
バイク(bike)は、機械的な仕事をする原動機を搭載した二輪車を指す。同じ意味のオートバイは和製英語で、アメリカ英語「autobike」に由来する言葉である。
その他に、バイクは自動二輪車(じどうにりんしゃ)や単車(たんしゃ)とも呼ばれる。英語圏ではmotorcycle(モーターサイクル)またはmotorbike(モーターバイク)、短く表現する場合はmoto(モト)などとも呼ばれる。
基本的には二輪のものを指すが、サイドカーを備えて三輪になっているものもある。「単車」はサイドカーを付けたものを「側車付き」と呼ぶのに対して、サイドカーを付けていないオートバイ単体を指す言葉として用いられるようになった。
バイクは原動機として、ガソリンエンジンや電気モーターを備えている。近年、世界的な環境規制の強化により電気自動車が増えているように、バイクでも電動化が進んでいる。
日本では、エンジンの総排気量が400ccを超えるバイクは大型自動二輪車、50ccを超え400cc以下は普通自動二輪車、50ccを超え125cc以下は小型自動二輪車、50cc以下は原動機付自転車に区分され、それぞれ対応した運転免許が必要となる。また、バイク乗車中はヘルメット着用が義務づけられている。