英語表記は「World Photography Day」または「World Photo Day」。2009年(平成21年)にフランス政府が制定したとの情報や非公式に制定された記念日との情報がある。
1839年のこの日、フランス政府が銀板写真の発明者であるフランスの画家・写真家のルイ・ジャック・マンデ・ダゲール(Louis Jacques Mandé Daguerre、1787~1851年)によるダゲレオタイプの発明に基づく特許を買い上げ、誰でも無償で自由に使用できる政府通達を発令した。
ダゲールによって発明された銀板写真法「ダゲレオタイプ」は、露光時間を10~20分から最終的には1~2分にまで抑えることに成功し、肖像写真の撮影も容易なものとした。感光材料として銀メッキをした銅板などを使うため、「銀板写真」とも呼ばれる。銀板写真は肖像写真として熱狂的な人気を集め、短期間で世界中に普及した。
この記念日は写真の芸術や科学、歴史を祝う日である。この日にはSNS上で、ハッシュタグ「#WorldPhotographyDay」や「#WorldPhotoDay」とともに素敵な写真がシェアされる。
関連する記念日として、6月1日は日本における「写真の日」で、「写真の日制定委員会」が1951年(昭和26年)に制定、日本写真協会が主催している。これは日本初の写真が撮影されたことに由来する記念日である。