沖縄県那覇市に本社を置き、健康食品の製造・企画・開発・販売を手がける株式会社クレイ沖縄が制定。
同社では沖縄県物産公社らと連携して沖縄の伝統野菜の「クワンソウ」から抽出した成分を使った睡眠改善サプリで機能性表示食品の「グッスリン2-V」を発売している。
葉や茎なども料理に使える「クワンソウ」を沖縄の食文化の一つとしてより多くの人に知ってもらうのが目的。
日付は日本睡眠学会が「ぐっ(9)すり(three=3)」と読む語呂合わせで9月3日を「睡眠の日」としていることや、「ク(9)ワンソ(3)ウ」と読む語呂合わせなどから9月3日を記念日としたもの。
記念日は2023年(令和5年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
株式会社クレイ沖縄は1985年(昭和60年)1月に創業し、2005年(平成17年)8月に設立した会社。資本金は5100万円。同社はミッションとして「健康で平和な世界共生を創造。」、ビジョンとして「沖縄資源に含まれる免疫力で世界中の人々を健康に。」を掲げる。
クワンソウは、沖縄で琉球王朝時代から食されてきたユリ科ワスレグサ属の多年生植物である。昔から「不眠症に効く野菜」として知られ、食用のほか薬草としてもよく利用されてきた。
今も庭先や畑で栽培されている。秋にオレンジ色の花を咲かせることから、「アキノワスレグサ」という和名が付いている。また、沖縄では昔から「ニーブイ草」とも呼んでいる。「ニーブイ」とは「眠り」を意味する沖縄の方言。
同社は産学協同研究のもと、「眠れないときはクワンソウ」という沖縄に伝わる生活の知恵を科学的に追究。クワンソウの鎮静・睡眠作用に、特殊なアミノ成分「オキシピナタニン」が関与していることを解明した。さらに、クワンソウの生葉から濃縮液を精製し、有用成分である「オキシピナタニン」を大量抽出することに成功した。