言水忌(9月24日 記念日)

江戸時代前期~中期の俳人・池西言水(いけにし ごんすい、1650~1722年)の忌日(旧暦)。

俳諧師・松尾芭蕉(まつお ばしょう、1644~1694年)と同時代の俳人である。

池西言水について

1650年(慶安3年)、大和(現:奈良県)に生まれる。名は則好。通称は八郎兵衛。別号は兼志・紫藤軒・洛下童・鳳下堂。祖父や父の影響で、幼い時から俳諧に親しむ。京都の俳人・松江重頼(まつえ しげより)の門人。

1976年(延宝4年)頃から江戸に出て、松尾芭蕉(まつお ばしょう)・椎本才麿(しいのもと さいまろ)・高野幽山(たかの ゆうざん)ら気鋭の若手俳人らと交流し、活発な撰集(せんしゅう)活動を展開。江戸俳壇において談林派(だんりんは)の俳人として活躍した後、蕉風(しょうふう)に傾倒する。

1682年(天和2年)、京都に移住した後、北越・奥羽・西国・九州などを行脚。京都に定住した後は京都俳壇を代表する俳人の一人として活躍する。

1722年(享保7年)9月24日(旧暦)、72歳で死去。編著に『江戸新道(えどしんみち)』(1678年)、『江戸蛇之鮓(えどじゃのすし)』(1679年)、『江戸弁慶』(1680年)、『東日記(あずまにっき)』(1681年)『京日記』(1687年)、『都曲(みやこぶり)』(1690年)などがある。

句は感覚的・官能的・唯美的で、芭蕉らとともに俳壇の革新に貢献。一方、雑俳(ざっぱい)点者としても活躍した。

リンクWikipediaコトバンク

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カテゴリー「9月の記念日」「今日は何の日

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