1608年のこの日、オランダの眼鏡技師ハンス・リッペルハイ(1570年~1619年)が凹レンズと凸レンズを組み合わせると遠くの物が近くに見えるという望遠鏡を発明し、特許を申請するためにオランダの国会に書類を提示した。
しかし、原理があまりにも単純で誰にでも作れそうだという理由で、特許は受理されなかった。その代わりに、オランダの政府から報酬を得ることができた。
「Dutch perspective glass」(オランダの望遠ガラス)と呼ばれたリッペルハイの望遠鏡は肉眼の3倍の距離を見ることができた。リッペルハイは最初の実用的な望遠鏡を製作し、普及させた人物とされている。リッペルハイはこの理論を推し進めて双眼鏡も発明した。
リッペルハイが望遠鏡の着想を得たいきさつについては彼の店で遊んでいた2人の子供が1枚のレンズの前にもう1枚のレンズをかざした時に物がはっきり見えることに気付いたのを見たことからであるという話がある。リッペルハイを記念して、月のクレーターや小惑星などの名前の由来になっている。
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