千葉県成田市に本社を置き、明治時代から続く老舗和菓子屋を営む米屋(よねや)株式会社が制定。
日付は原料である落花生の旬が秋で「ぴーなっつ最中」の販売開始が10月であること、10月18日を1018と見立て「101」が種(皮)に餡を挟んだ最中の形で、「8」が落花生の形に似ていることなどから。
同社の人気商品「ぴーなっつ最中」は、千葉銘菓を目指して1998年(平成10年)10月に販売を開始した千葉の名産である落花生の形をした最中。
2023年(令和5年)10月に発売25周年を迎え、より多くの人々にこの商品を知ってもらい、より深く親しんでもらうことが目的。記念日は2023年に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
同社の創業は1899年(明治32年)4月のこと。その後、1995年(平成7年)11月、成田市内にドライブイン型の大型店舗「米屋観光センター」をオープンした。
当初は目玉企画としてどら焼きの実演販売を行っていたが、1年後、観光センターオリジナル商品として、千葉の名産である落花生の形をした最中の実演販売を始めた。当時の商品名は「ピーナッツ最中」で、中身はこしあんに落花生の甘納豆を2粒入れたものだった。
1998年(平成10年)、それまでは観光センターでの実演販売であった「ピーナッツ最中」を、千葉土産として本格的に販売する取組みが始まった。
より「ぴーなっつらしさ」を出すための研究が始まり、ほど良い風味を出すためにローストピーナッツやピーナッツオイルを入れてみたり、最中らしくて口あたりの良いピーナッツの硬さや、ピーナッツの薄皮をイメージした色合いを出すなど、何十回という試行錯誤を繰り返し、ようやく納得のいくものが出来上がり、名前も「ぴーなっつ最中」となった。
また、「和菓子の枠にとらわれず、より多くのお客様に親しみをもっていただき、愛される商品にしたい」との考えから愛らしいピーナッツのキャラクター「ぴーちゃん」を産み出し、パッケージに取り入れた。ぴーなっつ最中を詰める箱も、同じようにかわいい落花生の形の、ポップなデザインを採用した。
同社では、ぴーなっつ最中の他にも、ようかん、どら焼き、焼き菓子、きんつば、水ようかん、ゼリー、生菓子、上生菓子(じょうなまがし:美しい四季を表現した上等な生菓子)などの商品を製造・販売する。