国立大学法人・東京大学のアト秒レーザー科学研究機構が制定。
アト秒とは、非常に短い時間の単位で、0.000000000000000001(10のマイナス18乗)秒のこと。光源技術の進展により、100アト秒を切る極短パルス光の発生が可能となり、物質を構成する電子の動きを解明することができるようになった。今後、物質科学・生命科学・電子工学・医療など様々な分野での研究が飛躍的に広がると期待されており、アト秒科学とその可能性や重要性の普及が目的。
日付はアト秒が10のマイナス18乗秒であることから10月18日を記念日としたもの。記念日の英語表記は「Attosecond Day」である。
記念日は2025年(令和7年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。量子力学の誕生から100年を迎える2025年に記念日は制定された。
東京大学アト秒レーザー科学研究機構(The University of Tokyo Institute for Attosecond Laser Facility:I-ALFA)は2022年(令和4年)11月1日に設立された機構。所在地は東京都文京区本郷にある東京大学の本郷キャンパスとなっている。機構長は化学者の山内薫(やまのうち かおる、1957年~)が務める。山内は強光子場における分子のダイナミクスを専門分野とする。
東京大学アト秒レーザー科学研究機構は、日本の研究者が培ってきた最先端の光源技術を集約して、アト秒レーザーパルスを国内外の様々な分野の研究者に安定に供給することができる共同利用施設として、アト秒レーザー科学研究施設(Attosecond Laser Facility:ALFA)構想を推進することを目的に設立された。
国内の研究者・技術者が長年にわたって培ってきた超短パルス光源の開発技術と軟X線領域のアト秒レーザービームラインを設置する計画であり、他に類を見ない独自の先端光源施設となる。
『第6次国立大学法人等施設整備5か年計画』に掲げる「イノベーション・コモンズ(共創拠点)の実装化」の実現に向け、国際的な環境の下、次世代の研究をリードする日本の若手人材を育成する場として教育研究の機能強化を図り、企業や地域社会と共に創造活動を展開する拠点として、国立大学等の本来の役割を果たす。
同機構は以下の5つのミッションを掲げる。①先端国際研究拠点ALFAの設置、②アト秒・フェムト秒ビームラインと計測システムの構築、③物質科学・生命科学・レーザー工学分野の学際的研究交流の促進、④先端光源・計測技術開発のための産学連携研究開発体制の構築、⑤国際的研究環境の下での次世代を担う人材の育成。
関連する記念日として、1877年(明治10年)4月12日に東京開成学校と東京医学校を併合して東京大学が開設されたことに由来して4月12日は「東京大学創立記念日」となっている。