1929年(昭和4年)のこの日(木曜日)、ニューヨーク・ウォール街の株式取引所で株価が大暴落し、「世界恐慌」のきっかけとなった。
その曜日から「暗黒の木曜日」(Black Thursday)と呼ばれる。
当時のアメリカ合衆国は、第一次世界大戦の軍需により好景気が続いていたが、1920年代末には景気後退の前兆が見られ始めていた。10月24日の取引が開始して1時間ほどの間に急激に株価が下落し、そのスピードに人々がパニックになって一斉に売りに出た。
市場介入などにより、その日の取引終了時には前日の終値まで値を戻したが、5日後の10月29日(火曜日)にも、取引開始と同時に「暗黒の木曜日」を超える売りが殺到し、「悲劇の火曜日」(Tragedy Tuesday)と呼ばれた。
アメリカ合衆国と世界に広がる前例の無い、また長期にわたる経済不況の警鐘と始まりに急展開した。株価大暴落は1ヵ月間続いた。
関連する記念日として、1987年(昭和62年)10月19日(月曜日)、ニューヨーク株式相場が大暴落したことに由来して、10月19日は「ブラックマンデー」(Black Monday:暗黒の月曜日)と呼ばれる。
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