軽貨物業の課題に対処し、業界全体の健全な発展を図るのを目的に設立された一般社団法人・軽貨物ロジスティクス協会が制定。
軽貨物とは、貨物車両用軽自動車、あるいは軽自動車による運送事業を指し、届け出による黒色のナンバープレートを付けていることが特徴。軽貨物業の社会的な認知と地位の向上を促すことが目的。
日付は、国土交通省が2022年(令和4年)10月24日に貨物軽自動車運送事業での軽乗用車の使用を可能にする所謂「軽貨物車両の自由化」を発表。以後の軽貨物市場に大きく影響を与えた日と考えられることから、10月24日を記念日としたもの。
記念日は2023年(令和5年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
一般社団法人・軽貨物ロジスティクス協会(Light Cargo Logistics Association)は2017年(平成29年)12月7日に設立した団体。東京都渋谷区本町に事務局を置く。加盟会社数は79社、稼働台数は約3000台となっている。
軽貨物業界の社会的地位向上を目的とし、協会員相互の支援や交流を通じ社会インフラである物流事業の発展に貢献することを理念として掲げる。物流運送全般事業や共同購買に関する事業などを手がける。スローガンとして「一社はみんなの為に、皆は一社と未来の為に」を掲げる。
軽貨物車両の自由化により業界のモラル低下が懸念され、法令の周知・監査・指導の徹底、過積載の取締り強化、損害賠償の支払い能力の義務化、無認可での軽貨物運送防止などを求める声があがっていた。
そこで同協会は、改めて協会員への周知・教育・実践にとどまらず、貨物業界の課題点についても広く認知を図るため、10月24日を「軽貨物の日」とするに至った。