1921年(大正10年)のこの日、東京府麻布区飯倉(現:東京都港区麻布台)に東京天文台が設置されたとされる。
1878年(明治11年)に東京大学構内につくられた理学部気象台を母体として、旧内務省、海軍省の天文関係業務を統合して設置されたものだった。1924年(大正13年)、都会の明るさのために観測が困難になったことから、郊外の三鷹市に移転、1988年(昭和63年)に東京大学附属東京天文台から文部省(現:文部科学省)附属天文台に移管され、国立天文台が発足した。
ただし、記念日に由来については、国立天文台の公式サイトやWikipediaの内容と一致しない点がある。Wikipediaの国立天文台の項では、1874年(明治7年)に海軍水路寮が東京府麻布区飯倉に観象台を設置した、との情報がある。その後、1888年(明治21年)に東京帝国大学附属東京天文台となった。1921年(大正10年)の出来事としては、三鷹キャンパスに第一赤道儀室が完成したことが情報としてある。
国立天文台でも公式に記念日としている日はなさそうである。記念日の由来や記念日として11月24日が正しいかは現在のところ不明であるが、情報提供のためにもこの項を残しておく。