愛媛県伊予市に本社を置き、鰹節のトップメーカーであるヤマキ株式会社が制定。
日付は「いい(11)ふ(2)し(4)」(いい節)と読む語呂合わせから。鰹節の使い方、上手なだしの取り方などをもっと多くの人に知ってもらいたいとの想いが込められている。鰹節の切り削り実演販売や、だしの取り方教室などを実施する。記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
ヤマキは、1917年(大正6年)に創業した会社で、堅い節を花びらのようにふわりと削る切削機3台を購入し、削り節の製造を開始した。これが「花かつお」の起源であり、ヤマキの歴史の始まりである。
同社の鰹節の商品には、確かな品質で長年愛されてきた「徳一番 花かつお」や、ふわっととけるような口当たりを楽しむことができる「花ふわり」、うま味成分であるイノシン酸を多く含む「氷温熟成かつおマイルド削り」、アツアツメニューにおすすめの「踊るかつお節」などがある。
「鰹節」は、カツオの肉を加熱してから乾燥させた日本の保存食品である。鰹節を削ったものを「削り節」と呼び、調味料として和食では重宝される。鰹節や削り節のことを「おかか」とも呼ぶ。
鰹節は、日本人のソウルフードとも言われ、鰹節から取れる「かつおだし」は和食のだしのベースである。かつおだしは豊かな風味とうま味を持ち、核酸系の「イノシン酸」が主なうま味成分である。だしが主役のような「すまし汁」や「茶碗蒸し」などに向いている。