東京都文京区湯島に本部を置く一般社団法人・日本金型工業会が1974年(昭和49年)に制定。
1957年(昭和32年)のこの日、日本金型工業会が設立された。金型産業の重要性を広く訴えると共に、金型産業の地位向上を願う想いが込められている。毎年、この日を記念した記念式典が開催され、記念講演や優良従業員の表彰などが実施される。
日本金型工業会(Japan Die&Mold Industry Association)は、金型に関する生産・流通・技術などの調査・研究、規格の立案・推進、情報の収集・提供などの事業を行っている。
金型(かながた、die and mold)とは、工業製品の金属製や樹脂製の部品をプレス加工のような塑性加工や射出成形などにより製造するための型のことである。多くが金属製であるが例外もある。
鋳造(ちゅうぞう)でも使われる母型(おもがた)から、砂製を「砂型」、金属製を「金型」と呼んだことが語源とされる。
例えば、自動車のボディは、金属板をプレス金型によって成形加工することで出来上がる。また、電話機など樹脂製品はプラスチック材料を金型によって射出成形することで出来上がる。
金属・プラスチック・ゴム・ガラスなどの素材を、それぞれの目的とする製品の成形加工用に使用されるものが金型であり、金型の品質次第で製品の良否が決定づけられる。そのため、金型は製品の生みの親とも言われる。