1956年(昭和31年)のこの日、日本の国際連合加盟案が全会一致で可決され、国連加盟が承認された。
1933年(昭和8年)2月の国際連盟総会で「満州国」の不承認などを不服として松岡洋右主席全権が議場から退席、国際連盟から脱退しており、23年ぶりに国際社会への復帰を果たした。
日本は、サンフランシスコ講和条約が発効して主権が回復した1952年(昭和27年)に国際連合に加盟申請をしていた。しかし、冷戦の最中であり、ソ連など社会主義諸国の反対によってなかなか実現しなかった。
1956年(昭和31年)10月の日ソ共同宣言とソ連との国交回復によってこの障害がなくなったことで、国連加盟が実現した。80番目の加盟国であった。2019年(平成31年)3月時点で、日本を含む国連加盟国は193ヵ国である。
日本が承認している国の数は195ヵ国であり、これに日本を加えた196ヵ国が日本における世界の国の数となる。日本が承認している国のうち、バチカン、コソボ、クック、ニウエは国連未加盟である。他方、日本が承認していない北朝鮮は国連に加盟している。