東京タワーはテレビ電波の送信塔で、機能的には電波塔となるが、地図上では「電波塔」のマークではなく、「高塔」のマークになっている。
高塔のマークは展望台や給水塔、火の見やぐら、時計台などにつけるもので、周囲よりも高い建造物を示す記号である。東京タワーが高塔である理由は「東京タワーなどの観光の目的を兼ねる塔は高塔の記号で表す」とされているからだ。そのため、横浜のマリンタワーも同じ記号である。
寺院の五重塔は、かつて「梵塔」という記号があったが、戦後の地図記号整理が行われた際に廃止されたため、現在は高塔のマークが使用されている。そのため、東京タワーと五重塔は同じ高塔という地図記号で表記されている。
高塔の地図記号
リンク:国土交通省 国土地理院 「高塔」(こうとう)
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