1305年、イギリスのエドワード二世が大麦3粒分を1インチとしたという説がある。
1インチはメートル法に換算すると約2.54cmになる。このインチのもとになっているのが、イギリスに古くからある単位「バーリーコーン」と呼ばれるもの。これは大麦の縦の長さで、1バーリーコーンは約8.47mm。エドワード二世が大麦3粒を1インチとしたため、1インチ=3バーリーコーンとなり、1インチ=約8.47mm×3=約2.54cmとなったのである。
いま現在も1インチ=約2.54cmと記載したが、1インチは正確に2.54cmであるため、本来「約」は不要である。1インチ=約2.54cmとの記載は新聞などでも確認できる。
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