鍵が刺さらない時、回らない時の対処法:鍵を鉛筆でこする

鍵が刺さらない時、回らない時の対処法としてやってはいけないのが、鍵穴に油や市販の合成潤滑油(CRC5-56、シリコンスプレー)などをさすこと。

もともと鍵穴には黒鉛の粉やボロンなどのシリコン系の微細粉末の潤滑剤、いわゆる「乾式」の潤滑剤が入っている。油などの「湿式」の潤滑剤では油に埃が付き鍵穴の内部で粘着するため、一旦よくなってもすぐに作動不良になり、故障の原因となる。

そこで使用するのが「キースムーサー(Amazon)」という鍵穴専用の潤滑剤。しかし手元に常備している人は少ないと思うので、そんな時に使用するのが「鉛筆」。

普通のギザギザの鍵の場合は、ギザギザの所を鉛筆で黒く塗る。ブツブツの穴のあいた鍵(ディンプルキー)の場合は、ブツブツの穴の所を黒く塗る。その後、鍵穴に鍵を入れて抜き差しする。これを繰り返すことによって、鉛筆の粉(潤滑剤)が鍵穴に入る。これで鍵の刺さり方、回り方はスムーズになったはず。鍵に残った鉛筆の粉をふき取って作業は完了。

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カテゴリー「生活・科学

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