キリンは成長すると約5m、子どもでも約2mあり、動物の中で最も背が高い。なぜキリンは背が高いのだろうか。
キリンは、アフリカ中部以南のサバンナや疎林に住み、アカシアの枝や葉を好んで食べる草食動物。そのアカシアもサバンナでは目立つ高さの植物である。
長い足を持ったキリンだが、走るスピードは時速50kmほど。動物の中ではかなり遅いため、敵に襲われると、なかなか逃げ切ることができない。そのため、いち早く敵を発見できるように背が高くなったというわけだ。キリンの目は、顔の両側についているため、視界がとても広く、しかも高い位置に目があるため、より遠くの敵を見つけることができる。
キリンは長い首の上にある頭に血液を送る必要があるため、血圧がとても高く、「上が260・下が160」もある。世界保健機関(WHO)でヒトの正常値とされている血圧は「上が139以下・下が89以下」であるため、健康診断を受けたら「高血圧」となってしまう。
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