キリンの角は何本あるか

キリンは、キリン科キリン属に分類される動物で、長い首や足が特徴である。漢字では「麒麟」と書き、英語では「giraffe」となる。

キリン
キリン

キリンには「角(ツノ)」があるが、その数は2本ではなく、実はオス・メスともに「5本」である。キリンの角は皮膚に覆われており、その特殊な角は「オシコーン(ossicone)」と呼ばれる。その角はよく目立つ2本の長い角と、額(ひたい)に1本ある。そして、2本の大きな角の後ろ側の後頭部に小さめの出っ張りのような角が2本ある。これで合計5本となる。

頭部
キリンの頭部

上の画像では長い2本の角と額の1本の角を確認することができる。後頭部の短い2本の角は耳の裏側辺りになるが、残念ながらはっきりとは見えない。

このキリンの5本という角の数は、動物の中で最も多い数である。なお、長い2本の角は「主角」、額の1本の角は「前角」、後頭部の短い2本の角は「後頭角」と呼ばれる。ただし、主角以外の前角と後頭角については短い、または全くない種類もあり、キリンの角は全ての個体で5本ではなく、個体によって異なり、角の数は正確には「2~5本」となる。

また、キリン科にはキリン属のほかにオカピ属があり、現在のところ、キリン科に属するのはキリンとオカピの2種のみである。そのオカピの角も皮膚で覆われたオシコーンである。その数はキリンのように5本ではなく、オスにのみ短めの2本の角が見られる。

オカピ
オカピ

リンクWikipediaコトバンク日本平動物園ズーラシア

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2020/6/20

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カテゴリー「生き物

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