アユは、キュウリウオ目(またはサケ目)アユ科に属する魚で、川や海などを回遊する。
「アユ」の語源は、秋に産卵のために川を下ることから「落ゆ」(落ちるの意)に由来する説がある。他にも、神前に供える食物であるというところから「饗」に由来する説などがある。
「鮎」の字は本来「ナマズ」を指すが、神功皇后が天皇の戦勝を占ったとき、年魚が釣れたと『日本書紀』に記されたことから「占いに使った魚」=「鮎」となったといわれている。漢字表記には、川の岩についた藻を食べるため独特な香りがするので「香魚」、1年で一生を終えるため「年魚」、泳いでいると口が銀色に光るため「銀口魚」など様々な表記がある。
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