「鮹」(たこ)の名前の由来

タコは、タコ目に分類される動物の総称。海洋棲の軟体動物で、主に岩礁や砂地で活動する。淡水に棲息する種は知られていない。マダコ、イイダコ、ミズダコなどがある。

タコはその姿から「多股たこ」(足が多い意)が語源だといわれている。タコは漢字で「蛸」とも書くが、「蛸」は本来クモのことで、「海に棲むクモ」という意味で「海蛸子」と表され、これが省略されたもの。また、タコは「章魚」とも書かれるが、歴史的には「鮹」が最も古く、平安時代の文献『新撰字鏡しんせんじきょう』(892年)や『延喜式えんぎしき』(927年)にその記載がある。

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー「魚へん漢字の由来

関連記事