「鮍」(かわはぎ)の名前の由来

カワハギは、フグ目カワハギ科に属する魚。全長は最大30cmほどで、体は菱形で上下に平たい。美味な食用魚でもある。

カワハギは、硬くて丈夫な皮に覆われている。そのため、この皮を剥がないと調理に取り掛かれない。それで「皮剥ぎ」という名前が付き、魚へんに「皮」の「鮍」の字が当てられた。

カワハギは別名で、「ハゲ」「カワハゲ」「マルハゲ」「バクチ」「バクチウオ」などの名前が付けられている。「ハゲ」「カワハゲ」は、「カワハギ」の「ハギ」が転訛したもの。「バクチ」「バクチウオ」の名前は、「皮がすぐ剥がれる」さまが「博打に負けて身ぐるみ剥がされる」さまを連想させることに由来する。

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カテゴリー「魚へん漢字の由来

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