「ほっけ」の名前の由来

ホッケは、カサゴ目アイナメ科に属する魚。漢字は魚へんに花の「𩸽」と書く。北海道付近の寒い海に棲む魚で、秋・冬に岩礁に産卵する。鮮度が落ちるのが早いため、開いて干物などにするのが一般的である。

「ホッケ」の名前は、蝦夷地開拓時代に法華経ほけきょうを説いたお坊さんが、ホッケの旨さを広げたことに由来する。また、漢字の「𩸽」のつくりの「花」から「北の花」→「ほくか」→「ほっけ」となった説もある。

漢字の「𩸽」は日本で作られた国字で、幼魚の体色が美しい青緑色をしており、群れで泳ぐと花のように見えることに由来する。他にも、産卵期のオスがコバルト色になり、鮮やかな唐草模様が見られることに由来する説もある。

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カテゴリー「魚へん漢字の由来

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