日本有数のコンサートホール・東京国際フォーラムは座席によって幅が10cmも違う。
前に大きい人が来ると非常に見づらくなるので、少しずらす千鳥配列で造られている。千鳥配列にすると一番端がデコボコになってしまう。そこで、椅子の幅を変え、数mm単位で調整して両端を合わせている。どの席からも見やすくなるように工夫された技術。また、東京国際フォーラムでは1階席と2階席で背もたれの角度も異なる。1階席は82.4°、2階席は83.5°と2階席の傾きを小さくすることで見下ろしやすくしている。
2016/9/29
カテゴリー「歴史・文化」