任天堂がスーパーマリオブラザーズを発売したのは1985年(昭和60年)のこと。
当時の映像技術では縦16x横16のドット画で描く必要があった。しかし、その制約の中でマリオに口を細かく描くマス目が足りなかった。そこで、まず鼻を描き、そのすぐ下にヒゲを描くことで口を省略した。ヒゲを付けることで、口がそこにあることを認識させた。マリオにヒゲが付いているのは、当時の映像技術の中で口を表現するための工夫だった。
2016/9/29
カテゴリー「歴史・文化」